神奈川県の教採を受けようと考えている人
- 神奈川県教員採用試験の傾向を知りたい
- 傾向に向けて効率良く対策をしたい
- 対策のコツが知りたい
こういった要望にお応えします。
本記事の内容
- 1.神奈川県教員採用試験の傾向
- 2.どのように対策するべきか?
- 3.対策(勉強)するうえでのコツは?
記事を書いている私は、神奈川県の教員採用試験を受けました。
一発合格とはなりませんでしたが、自分の経験を基に
「試験に向けてどのような対策をするべきなのか」について解説していきます。
本記事を読むことで、神奈川県教員採用試験の出題傾向や、
それに向けた対策・コツなどについて知ることができます。
1.神奈川県教員採用試験の傾向
神奈川県教員採用試験と定義していますが、小・中・高・特支という校種が同じであれば、
横浜市・川崎市・相模原市でも出題内容は同じになります。
そのため、横浜市・川崎市・相模原市を志望される方も参考になると思います。
※論作文などは自治体にとって異なります。
上記の一次試験の試験内容のまとめを参照してください。
一般教養・教職専門は合わせて50問出題されます。
※2020年の試験では39問に変更していました。
配点は100点程度です。
専門科目も50問出題され、配点は100点程度です。
一般教養・教職専門
例年通りであれば、一般教養は30問、教職専門は20問が出題されます。
しかし、2020年の試験では39問に変更されたため、注意が必要です。
これは年毎の出題数を算出した表です。
この表を見てわかる通り、
一般教養はだいたい出題数が固定化されています。
特に、英国数理社はバランスよく出題されています。
難易度もそこまで難しくありませんので、苦手を少なくしていくと点数は伸びていきます。
そして、毎年、音楽と美術が1問ずつ出題されています。
ここに関しては、対策しない人が多いです。
教職専門に関しては、
教育原理・法規・心理の出題が圧倒的に多いといえます。
この3つの分野を重点的に対策すること大事になってきます。
対策の仕方については、次のパートで説明しますので、
そちらで対策を進めましょう。
専門科目
次に、専門科目についてですが、
受ける科目によって異なるため、すべては解説できません。
私が受けた高校の“地理歴史・公民〈公民が専門分野〉”についてのみ紹介します。
他の科目の方は飛ばして先に進んでください。
神奈川県では、他の自治体と異なり、
地理歴史・公民の全般から幅広く出題されます。
例えば、専門分野を公民に選択した場合であっても、地理歴史の分野から出題されます。
そのため、専門分野はもちろん、他の分野も勉強する必要があります。
この表は2020年に行われた専門科目試験の出題内容をまとめたものです。
共通問題では38問が出題される一方で、選択問題は12問しか出題されません。
※選択問題は各分野を選択可能で、私は公民分野を選択しました。
各分野で均等に幅広く出題されているのがわかると思います。
そのため、自分が苦手な分野や今まで習わなかった分野への対策は必須だといえます。
また、何から勉強を始めようかと考えている方は、専門科目から勉強を始めるのが良いです。
勉強にあたっては、入門の参考書を使って理解を深めていきましょう。
2.どのように対策するべきか?
では、実際にどのような対策をしていくのかについて解説します。
第一パートで解説した傾向は、あくまでも全般的かつ最近の出題傾向です。
そのため、自分でも分析や解釈を行っていく必要があります。
具体的には、
過去問題集を使って出題傾向を分析するやり方がオススメです。
この過去問は一般教養・教職専門と専門科目で分かれているので、
2冊分を揃えて使うのが望ましいです。
本記事である程度の傾向は把握できると思いますが、
過去の問題を目で確認しながら、どういう出題がされているのかを確認してください。
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<一般教養・教職専門>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の教職・一般教養過去問(2022年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<国語>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の国語科過去問(2022年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<数学>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の数学科過去問(2022年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<英語>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の英語科過去問(2022年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<社会>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の社会科過去問 2021年度版 神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ / 協同教育研究会 【全集・双書】
<理科>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の理科過去問(2021年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<保健体育>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の保健体育科過去問(2022年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<音楽>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の音楽科過去問(2022年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<美術>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の美術科過去問(2021年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<家庭>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の家庭科過去問(2022年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<特別支援>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の特別支援学校教諭過去問(2022年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
<養護>:神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市の養護教諭過去問(2021年度版) (神奈川県の教員採用試験「過去問」シリーズ) [ 協同教育研究会 ]
3.対策(勉強)するうえでのコツは?
対策するうえでのコツは、以下の2点です。
- アウトプットを重視する
- 復習を大事にする
アウトプットを重視する
対策や勉強するにあたって、アウトプットが非常に大事です。
試験においても、勉強したことをアウトプットしています。
問題集を用いて演習を多く取り組みましょう。
こうすることで、知識がどんどん定着いき、
実際に出題される問題にも慣れることができるのでぜひ実践を。
アウトプットに関しては、
オススメのアプリ等もあるので今後の記事で紹介していきます。
復習を大事にする
復習が大事ということは多くの人が聞いたことあると思います。
繰り返し復習を行うことで、知識が定着していきます。
回数を多くやればやるほど、定着の深さもより深くなっていきます。
ここでは根気強さが必要となりますが、
「もう覚えた・理解した」と思わず回数を重ねましょう。
以上、神奈川県教員採用試験の出題傾向や、
それに向けた対策・コツなどについて解説しました。
志望する自治体が決まったら、まずは傾向を分析してから勉強を始めるのがオススメです。
出題範囲や科目が広い分、効率的に対策を進めていくのが鍵になります。
今回はご覧いただきありがとうございました。
コメント
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